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2015年8月22日

Head to the Sky / Earth Wind & Fire

リリース:1973年
コメント:コンプには至っていませんが、Earth Wind & Fire(EWF)も気が付けば多くの作品が拙宅のCD棚に並んでおります。

勿論?入り口は[September]とか[Let's Groove]辺りに間違いはないのですが(笑)、ジャズ渉猟期にラムゼイ・ルイスとの接点で、EWFのリーダー、モーリス・ホワイトがその昔はジャズ界で鳴らした人だと知って、単にディスコ期のEWFだけではない彼らの音にも興味が湧いた事も要因の1つだと思っています。

前作<Last Days and Time>で、その後のEWFでしっかり核へと成長するフィリップ・ベイリーが面子に加わり、ジャズファンク色から少しづつですがファンク、R&B色の度合いを多くしてきたEWFの4作目。

作品としてはこれまでのモノよりも更に商業的な成功を収めていますが、'70s後期−'80s初期の爆発的な人気に比べればまだまだ。

R&B色の度合いを多くしてきた...と書きましたが、どちらかと言えば、小生も大好きなキーワードである”スピリチュアル”な感触も多く配合されているように思えます。

雷鳴のSEから始まる[1]のリズム、カリビアン?アフリカン?な独特のノリは非常に気持ち良くさせてくれます。これに続く[2]では一見(一聴)バラッド的に聞こえますが、主を讃える賛歌。

「いつでも頭を空に向けていよう」とのコーラスに呼応するP.ベイリーのファルセットが滑らかで若々しくてナイスです。

後年のライブでもよく取り上げられていた[6]はトータルで13分超えの大作で、普通に考えればR&Bモノのアルバムに入れるには長すぎると思えるのですが、彼らがジャズ的に演じている事でこれが成り立っていると思います。

後年の作品では聴く事は叶わなくなってゆく、ジャズ感覚(各自のソロとか)が、ここではまだ生き生きとしています。

なお、小生はちっとも気に止めていませんでしたが、本作を最後に女性ボーカルのジェシカ・クリーヴスがEWFを脱退しているそうです(ジャケの真ん中に写っている白い服の女性?)。
収録曲
1. Evil
2. Keep Your Head To The Sky
3. Build Your Nest
4. The World's A Masquerade
5. Clover
6. Zanzibar

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