コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2015年8月29日

Japanese Girl / 矢野顕子

リリース:1976年
コメント:以前、[春先小紅]が聴きたくて<ただいま>('81年)を入手して以来少し間が空いてしまっておりますが、某師匠の「本作を外すわけにはいくまい」という提言も手伝い、いよいよ本作を入手(笑)

アナログ時代でいうところのA面をAmerican Side、B面を日本面と銘打ち、A面ではなんとリトル・フィートの面子がバックバンドとして全面参加(ビル・ペインは不参加だった模様)。

某師匠もレビューで書かれていますが、はて、この日本人女性アーティスト(のデビュー作)にリトルフィートが全面協力するに至った経緯がよくわかっていません。

ともあれ、今の耳で聴いても古色のない楽曲(個人的には[1]と[6]、[7]に止めを刺されます)に加え、日本民謡の取り込み、和楽器を異質なものにせずに楽曲に載せてくるあたり、アレンジャーやプロデューサーの手腕ももちろんなのでしょうが、やはり元を正せば矢野顕子氏の才という事になるのでしょう。

確かに、この方を日本の歌謡曲といった枠内でプロットしようとすると、かなり異端?なポジションにいってしまうかも知れませんね(もちろん、それが「悪い」という事では全くありません)。

また、日本面ではこれまた重要なパーソンが色々と紛れ込んでおり(^^、CD帯には(先のリトルフィートを含み)細野晴臣氏、林立夫氏、あがた森魚氏、ムーンライダース...といった参加メンバーの名前がシレっと書かれております(笑)

ただいま>のレビューにも同じような事を書きましたが、[春先...]が寧ろ異質...とまでは行かなくとも、お茶の間向けにソフィスティケイトされたものだとすれば、本作で既に展開されている強烈な矢野ワールドこそがその心棒なのかも知れません。

調子に乗って次の一作もそう時間をかけずにリーチできような気がしてきました(笑)
収録曲
1. 気球にのって
2. クマ
3. 電話線
4. 津軽ツアー
5. ふなまち唄Part II
6. 大いなる椎の木
7. へこりぷたぁ
8. 風太
9. 丘を越えて
10. ふなまち唄Part I

0 件のコメント:

コメントを投稿