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2015年8月14日

Reflections / 寺尾聰

リリース:1981年
コメント:今年も夏休みシーズン突入です。私事ですが、例年、1週間まるまる休みを取っているのに代えて、今年は分割して取ってみることにしました。

で、第一弾が今週後半(第二弾は月末に入れています(笑)
さて気がつけば8月に入ってからの掲載作品は偶然にも日本人アーティストが続いております。

目に見えない「流れ」が来ているのかも知れませんが、それならそれで、ここ最近入手してあった邦人アーティストの作品でも先行して聴いてみるかなと。

どれにしようかなぁ...と迷うより早く目についたコレでどうでしょ?完全にザ・ベストテンの印象からでしか小生は語れないものの、当時(中学生ですな)、友人宅に遊びにいった時にコレがあり、「なんか、おまえ大人やんけ」みたいに感じたのを妙にハッキリと記憶しています。

ピンクレディーに興味がなかった訳ではありませんが、そのピンクレディーが解散したのが同じ頃の筈ですから、中坊レベルでも何か歌謡界の流れが変わって来たのかかなぁと漠然とは思いました。

もとい。同年代なら皆口ずさめる筈の[5]を筆頭に[6]、[10]を輩出したヒット作品で、アルバムもミリオンに届いています。

今になって添付のライナーや資料に目を通すと、なるほど、寺尾氏が全曲コンポーズしているのですねぇ。どうもテレビドラマ《西部警察》の”リキ”役で、でっかい44マグナムを(しかも片手で!)バンバン撃っていた印象とのギャップが大きすぎて(笑)

更に言うなら、編曲で全曲にわたってクレジットされている井上鑑氏の力量なのかも知れません...と思い、ちょっとグーグル先生に聞いてみたところ、この<Reflections>で第23回日本レコード大賞編曲賞を受賞した実力との事。

#フュージョングループ”パラシュート”、大瀧詠一氏のユニットや
#ピンクレディーの楽曲にも参加、とありました。なるほど...

完全に大人びた世界観の中で展開される楽曲について、前述の[5]が秀逸なのは衆目の一致するところかと思いますが、個人的には意表を衝く3拍子の[10]がとても気持ちいいのです。

また[6]の編曲もちょっと突飛?で、曲開始から1分以上ず〜っと寺尾氏のスキャットが続き、おまけに、そこでAメロBメロを全部聴かせてしまうという荒技(いいのかそれ(笑)なんとなく、本作が「ウケた」理由が判るような気がします。

作詞の方に目を転じてみると、おやまぁ、3曲([2]、[3]、[5])は松本隆氏(残りは有川正沙子氏)とありました。ふ 〜ん...当時は(と言うか、今の今まで)気にも留めていませんでしたが、職業作詞家としての活躍は本当に広いのですね、松本氏。

なお、本作<Reflections>から二十余年を経て後、楽曲をすべて再録音した<Re-Cool Reflections>(2007年)なる作品がリリースされているとの事です。
収録曲
1. HABANA EXPRESS
2. 渚のカンパリ・ソーダ
3. 喜望峰
4. 二季物語
5. ルビーの指輪
6. SHADOW CITY
7. 予期せぬ出来事
8. ダイアルM
9. 北ウィング
10. 出航 -SASURAI-

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    物凄い偶然なんですが、私もパラシュート>今剛
    >ルビーの指輪というネタを書いたばかりなんですが、
    もしかすると二人の音楽波長がシンクロされつつ
    あるのでしょうか(笑)

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    1. コメント、ありがとうございます。

      夏バテなどされておられませんでしょうか?
      先ほど師匠pを拝見したら、確かに...(笑)

      はっぴいえんどの視聴からこっち、ブレ幅はありますが
      邦人アーチスト作品の入手率が高まっております。

      この方は、先の原田真二と同じく「懐かしさのあまり」
      手を出しましたが、他にも色々と仕入れてあります(笑)

      師匠には視聴済みのモノばかり?かと思いますが、
      さてさて小生の感性(そんな大層なモノではないですが)
      にはどの様に響きます事やら。

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