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2005年12月21日

Say It Loud! / Lou Donaldson


リリース:1967年
評価:★★★★
コメント:根拠のない私見ではありますが、やはり<Alligator Bogaloo>を基点としてルー・ドナルドソン(as)という人は明らかにそれまでのジャズに対峙して自らの表現をよりブルージーに、R&Bチックに変えたのだと思います。

どこで目にしたか失念しましたが、L.ドナルドソン自身が「多様化してゆくジャズに対して、根底にあるブルースやソウルといった点への原点回帰を行うべきと考えたんだ」という文書を見たことがあります。

本作では、まずその冒頭[1]にそんな感触と共に、より肉感的な、よりストレートな願望が現れているように思います。

無論、ジェームス・ブラウンのそれに比べれば熱さやねちっこさ(?)は薄いのかも知れません。

が、L.ドナルドソン本人の(?)シャウトが何ともファンキーじゃないですか!

続く[2]はジョージ・ガーシュウィンの名曲、[3]ではデューク・エリントンと、ちょっと節操が無いようにも思われますが、みな不思議なほどに決まっています。

ブルー・ミッチェルの見事なまでのファンキーさも、カッコいいですねぇ~。

全体的には、いわゆるオルガン・ジャズといっても通じるような柔らかさと明るさが占めていますが、聴かせるべきポイントはそこかしこに埋められています(^^;

いかにも内容を伝えんばかりのジャケットもナイス!v(^^)
収録曲
1.Say It Loud (I'm Black and I'm Proud)
2.Summertime
3.Caravan
4.Snake Bone
5.Brother Soul

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