コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2007年8月31日

Let's Dance / David Bowie


リリース:1983年
評価:★★★★★
コメント:元々のデヴィッド・ボウイ ファンの方々は、開いた口がふさがらなかったと聞く'80sのD.ボウイ作品(笑)

云わばカルト・ヒーローのような存在であったD.ボウイ様。

それが、お茶の間のブラウン管に映る様になり、あれだけ内省的な作品を作っていたのが、ビッグ・バンド的なアレンジとダンスビートを組み合わせて万人受け作品を臆する事無くリリースしたのですから・・・判らずもありません。

ミュージック・ビジネスでの売れ方を熟知したナイル・ロジャースの協力、D.ボウイ自身が惚れ込んだスティービー・レイヴォーンの参加、D.ボウイ名義の楽曲が多く並んでいますが、これ程プロデューサーやバック・ミュージシャンによって彩られたD.ボウイ作品もこれまでに無かったのではないでしょうか。

賛否両論はあるでしょうが、丁度この時期にD.ボウイを知った私自身にはあまり周りの雑音は耳に入りません。

寧ろ、[1]-[3]のヒットにばかり目が(耳が)行ってしまい、当時からB面(CDで云うところの[5]-[8])は殆ど気に留めていなかった点を恥じています(^^;

非常に斬新な構成で演じられる[5]や妖しげな雰囲気まで伝わる[7]など、D.ボウイに未だ残る「ちょっと違う」感覚はそれらの楽曲にこそ漂っているような気もします。

後年は、この時期の売れすぎ?路線に対して懐疑的なコメントを自身が残していますが、それはそれ。謂わば、'80sという時代がD.ボウイに作らしめた最高の作品だったのだと思います。
収録曲
1.Modern Love
2.China Girl
3.Let's Dance
4.Without You
5.Ricochet
6.Criminal World
7.Cat People (Putting out Fire)
8.Shake It

0 件のコメント:

コメントを投稿