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2013年4月30日

I Am the Blues / Willie Dixon


リリース:1970年
コメント:「はぁ~い、ブルーズ、聴いてるぅ?」って、自らへの叱咤激励でもある訳ですが(^^ゞ、先のZEPPプチ集中訪問の際に気付かされたウィリー・ディクソンというブルーズマンがおりました。

師匠からのコメントにも「当時のロッカーに於いては、教科書的存在でもあった云々」という点にも惹かれるものがあり、エイヤッ!で入手してみました。

既聴という点ではZEPP、ジェフ・ベック、それからコピーではないのですが白蛇でデビカバさんがやはりこの方の曲にインスパイアされたて書い楽曲辺りを前知識として論理武装。そしていざ対峙っ!(^^;

昔、「ブルーズ=ロバート・ジョンソン。これが解らんヤツはブルーズ聴く資格なし!」みたいな思い込みでこれに手をだし、見事に撃沈した過去を引きずり、「ならフレディ・キングとかB.Bキングとかは多少薄くなっているから(?)大丈夫」と再挑戦してみるものの、これも今一つ響かず・・・

思うに、泳げない人をプールに突き落とすスパルタ式で泳ぎを体得する方法は小生には合わず、洗面器に顔を着け、次に浮き輪なりビート板を持ってプールでバタ足をし、息継ぎ教えてもらい・・・話は脱線しておりますが、要は、手順と時機が大切だったのかなぁと思う訳です。

もう一つは、詳しくは判りませんが、例えばソウル音楽にもドゥーワップもあればファンクもラップもある訳で、一概にブルーズと言ってもやはり「肌に合う/合わない」ものが存在するのかも知れません。

少なくとも[5]、[6]、[7]といったカバー曲の存在も知った上で本作をずっと流して聴いていましたが、不思議とブルーズ特有な一辺倒な感じはさほど強く思えませんでした(実際にはブルーズ進行があるので、パターン化は否めないのですが)。

何と言いますか、それ程強い「粘り」のような部分を感じさせないと言いますか・・・。怖いもの知らず(もの知らず)で書かせてもらえるなら、フレディ・キングとかB.Bキングはもっと聴く側にブルーズ臭を嗅がせているように思えるのです。

対してW.ディクソンの本作を(同じ程度集中して聴いても)そのブルーズ臭がサラりとしている、と表現すればいいでしょうか。

勿論、個人的な感覚でしかありませんので万人に当て嵌まる尺度ではないのでしょうが、これ、このままブルーズロックとして小生は聴いて行ける感覚があります(笑)
収録曲
1. Back Door Man
2. I Can't Quit You Baby
3. The Seventh Son
4. Spoonful
5. I Ain't Superstitious
6. You Shook Me
7. I'm Your Hoochie Coochie Man
8. The Little Red Rooster
9. The Same Thing

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    参考になるかどうか分りませんが、
    私がブルースに開眼したのは
    THE BLUES Movie Project(全7作)という
    映画を観たためで、そうですね、
    60年代の尖がった英国青年達がブルースと
    出合ってブリティッシュハードロックが
    誕生したという「ルーツ」に以前から
    興味があったこともありこの映画を観て
    「音を聴いた」というより「音を感じた」
    というんですかね
    「全ての音楽はブルースに還る」と
    本気で思うようになったんです。
    ジミヘンも言ってましたが
    「ブルースは演じるのは簡単だが
    感じるのは難しい」

    >「ブルーズ=ロバート・ジョンソン。
    >これが解らんヤツはブルーズ
    聴く資格なし!」

    全ての音楽に言えますが
    音楽を解ろうという姑息な姿勢は
    演じ手及び聴き手双方に
    不幸をもたらします。

    ブルースは耳で聴くのではなく
    心で感じるべし!(笑)

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    1. コメントありがとうございます。

      流石にジミヘン、エエこと言いますねぇ。
      「感じるのは難しい」か・・・

      Don't think. Feel it.
      ブルース・リーが語ったセリフ。

      Feeling, don't think.
      ヨーダ(スターウォーズ)が語ったセリフ。

      極意は悟るものであり、思考の果てに
      あるものではない、と(笑)

      ロック名鑑とか何とか、権威に負けて?
      入手済みながら未レビューな種々ブルーズ
      ロック系作品に対峙する希望が見えてきました。

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