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2013年6月5日

John Barleycorn Must Die / Traffic

リリース:1970年
コメント:一緒に安棚からレスキューした関係で(^^;、実は<Traffic>も手元にあってほぼ同じ程度聴き込んではいるのですが、完全に個人的な意見としてはこちら<John Barleycorn Must Die>の方がいいですっ。

[1]の再生が始まってもちっとも歌声が出てこない・・・曲の作り方からして大きく変えてきた感じですね。

これまでのTraffic作品はデイヴ・メイソン v.s. スティーヴ・ウィンウッド&アザーズみたいな構成で、それはそれでバンド内での刺激を一定にキープしつつ楽曲・音楽性を高める事に一役買っていたのだろうと思います。

本作には既にD.メイソンはいませんし、これまでのTraffic作品を聴いた耳で対峙すれば、明らかに本作のコンセプトがこれまでのモノとは違う事に気づかされると思います。

各楽曲が「確」としていて、アルバム全体を聴き通しても主旨一貫しているといいますが、ブレていない。

先の「D.メイソン v.s. S.ウィンウッドによる緊張的な音楽対話によるメリット」と相反するモノ言いかも知れませんが、これ程までに安定・安心した音を聴くにつけ、ソリッドな作品作りもいいなぁ・・・と思ってしまう訳です。

トラッドな感じが幾ばくか多く出ている点で、アーシーさよりもちょっぴり湿った感じがしないでもありませんが、それだってアルバムカラーと言ってしまえばそれまで(^^;

なかなかにして興味深く、また、次の作品も一先ず視野に入れておこうかなぁ・・・と思わせてくれる作品でした。
収録曲
1. Glad
2. Freedom Rider
3. Empty Pages
4. Stranger To Himself
5. John Barleycorn
6. Every Mother's Son

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