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2003年12月28日

Street Dreams / Lyle Mays


リリース:1988年
評価:★★★★
コメント:パット・メセニーも殆どと言っていい程聴き込んでいない小生が、何ゆえライル・メイズに手を出すのか?まぁ、自分でも確たる理由がある訳ではないのですが。

P.メセニー(グループ)の初期数作を聴いてL.メイズという人が少なからずキーマンであるとは感じたのですが、「抽象的な、ぼんやりとした雰囲気を漂わす音作り」が得意なのかと思っていました。

本作はL.メイズ(ソロ)名義の2作目ですが、入手理由の1つはスティーヴ・ガッドとビル・フリーゼルの名前がクレジットにあったから、という点でして・・・

何だか、その人たちと(小生が)L.メイズに抱いているイメージがあまり合致しないように感じたので、その真相を確かめるべく耳にした次第です。

残念ながら、S.ガッドは[1]のみの参加。しかしながら、その曲が非常にポップで明るく、「あら、(L.メイズって)こんな曲調だっけ」と思わずにんまり。

ドラムはスティーヴ・ジョーダンではありますが、[4]もビッグバンド然とした軽快なスイングにこれまたにんまり。

もう1つの気がかりであったB.フリーゼルですが、[2]、[5]、[7]といったL.メイズのキーボードをメインに据えたシンプルな曲で独特のギターワーク(そしてその音色の妙)を巧く披露しています。

また、[8]は4部構成の大曲ですが、その1部では、一転してノイジーでエコーの効いたギターを聴かせています。

このままアヴァンギャルドな曲になるのかと思いきや、2部になりバックのオーケストレーションが加わると、ギターサウンドはそのままなのに、なぜか非常にしっとりとした情景感溢れる曲になってきます。

うーん、この辺りの手腕もL.メイルの強みなのでしょうか。

ある意味、L.メイズの面白さを知らしめてくれた作品といえます。

因みに、P.メセニーは参加していませんが、エグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされています。

その他、ピーター・アースキン、ボブ・ミンツァー、ランディ・ブレッカーなども参加。
収録曲
1. Feet First
2. August
3. Chorinho
4. Possible Straight
5. Hangtime
6. Before You Go
7. Newborn
8. Street Dreams
9. Street Dreams
10. Street Dreams
11. Street Dreams

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