評価：★★★★
コメント：多分、どこかの中古レコード店の棚にあった本作（アナログ盤）を見た時だったと思いますが、店の人が添付したと思しきコメントに「ジャパニーズ・スピリチュアル云々・・・」とあったのを覚えています。
確かに、[1]のパート１で大きくフィーチャーされている雅楽の曲や、琵琶、笙（シンセの音ですかね？）といった日本ローカルな楽器の音を耳にすると、ある意味、そのような感じを強く受けます。
雅楽の持つどこかひんやりした感触と、同パート２での西洋的なクールさが何とも言えないコントラストになっています。
日野皓正氏のワウワウを効かせたtpとレジー・ルーカス（g）のカッティングが、どことなくフリーファンクを思わせる[2]。
どこか幻想的なtp（＋エフェクト）が遠く深い海の底をイメージしてしまう[4]・・・各曲とも流石に一筋縄ではいかない楽曲となっています。
日野氏と菊地氏（p、琵琶、synth、etc..）の双頭ユニットというだけでも十分なバリューがありますが、それにしても豪華なメンバーです。
アンソニー・ジャクソン（b）など、[5]で大きな音(^^;を出している以外、とっても抑えた感じのプレーに徹しています。
アル・フォスター（ds）、スティーヴ・グロスマン（ss、ts）、デイブ・リーヴマン（ss）、ムトゥーメ（perc）などが参加しています。
収録曲：
1.オーロラル・フレア：パート1~パート2
2.カリビアン・ブルー
3.ラ・モサ・エスタ・ドルミエンド (眠れる女)
4.パシフィック・ハッシズ
5.エレクトリック・イフェメロン
6.アローン
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