Upstairs at Eric's（邦題：オンリー・ユー）/ Yazoo (米国ではYaz)

リリース：1982年
評価：★★★★
コメント：'80s初頭辺りのＭＴＶによるアーティストのプロモーションは、特に英国勢の米国における認知度の向上に一役買った事は間違いないと思います。

併せて、デピッシュ・モードやユーリズミックスなど一歩間違えば「チープ」となりかねないシンセサウンドを巧みに用いて成功に結びつけたアーティストの活躍も見逃せない所かと思います。

ヤズーもその路線に並走したアーティストではありますが、ex デピッシュ・モードのヴィンス・クラークのエレクトロ・ポップ感覚とアリソン・モイエのソウルフルなボーカルスタイルをマッチングさせた点が非常に面白い所かと思います。

ヒットした[1]は前者の、[10]は後者の最たる部分が、[12]はそのミクスチャが感じられるものかと思います。

短命に終わったユニットではありますが、ある意味、エポックなことをやったのだと思います。
収録曲：
1.Don't Go
2.Too Pieces
3.Bad Connection
4.Midnight
5.In My Room
6.Only You
7.Goodbye 70's
8.Tuesday
9.Winter Kills
10.Bring Your Love Down (Didn't I)
11.Other Side of Love
12.Situation