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2013年3月2日

Ululu / Jesse Ed Davis


リリース:1972年
コメント:’71年にリリースされた1作目<Jesse Davis>(邦題:ジェシ・デイヴィスの世界)は既聴でして、その時に感じた「ロックの芯」のような部分に非常に心ひかれた事を強く覚えています。


それでも続けて(J.デイヴィスに)リーチできていなかったのは小生の不徳の致すところ、です :-P

毎度の事ではありますが、経年による音楽耳の変化は(小生の場合、ですが)マイナスに影響する事はなかったようで、こうしてまたJ.デイヴィスの音を聴いてみたくなったのがその証拠かと :-P

スワンプ・ロックのダウンアンダーな、そしてザラリとたあか抜けなさは、無論、弱点はなく、ちょっとやそっとで揺らぐことのない「芯」の音に近いもの、故に根本的・普遍的な音として響いてくるのかなぁと思います。

CDから流れ出してきた音は、6、7年前に初めてJ.デイヴィス作品を聴いた時に感じたモノを再びありありと蘇らせてくれました。

結局は、好きで聴いている側の中に蓄積・集約された音楽の「芯」は、まぁ極端に固まることもあるでしょうが、紆余曲折があって浮かんでは消え、消えては浮かびを繰り返し、今今はこうして蓄積されていたモノがまたムクムクと頭を持ち上げだしたりします。

アルバム冒頭の[1]でやられてしまえば、あとに続く楽曲に文句の一つも出るはずがなく・・・各所で「J.デイビス3作品中では最高」と言われるだけの事はあるのかな、と。

ジョージ・ハリソン提供による[4]はブルース素材の曲なんですが、どうしても節々にG.ハリソン香がポロっと顔を出しているのが憎めなく匂はなくそう言われなきゃ気付きはしませんが(笑)、ゴスペルチックなピアノにリードされて始まる[5]、続くちょっとサイケなイントロの[6]辺りまでが聴ければ、「元は十分に取った!」と思わせる作品でした(我ながら、なんという〆かただ・・・反省)。

全般にドラムにはジム・ケルトナーが参加。他にもレオン・ラッセルがピアノで、またバックボーカルにはメリー・クレイトンの名前も見られます。

閑話:
CDに付属していた解説を読んでいて「あっ」と思ったのが、マーク・ベノ作品にJ.デイヴィスが参加していたという点。

作品名は<Minnows>(邦題:雑魚)とあり、「あぁ、やっちまった。これ前に聴いてるやんか」。
悪い事にJ.デイヴィスが参加していた事など気にも留めていないレビューの書きっぷり。おーまいがっ!
収録曲
1.Red Dirt Boogie, Brother
2.White Line Fever
3.Farther On Down The Road (You Will Accompany Me)
4.Sue Me, Sue You Blues
5.My Captain
6.Ululu
7.Oh! Susannah
8.Strawberry Wine
9.Make A Joyful Noise
10.Alcatraz

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