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2005年11月6日

Lovers / 堀井勝美


リリース:1993年
評価:★★★★
コメント:堀井勝美氏(produce, compose, arrange)の考えを音にするユニット、堀井勝美プロジェクトの9作目。

大きな流れとしてのフュージョンは流石に最盛期の勢いは失っていたと言っていい時代かも知れませんが、そもそも、そのような見方をするのは業界の勝手?であり、純然として本作のような作品が存在する事自体、フュージョンという言葉で一括りにされる似非フュージョンとは全く違うという点を先ずは強調しておきたい訳でして・・・

本作では何時ものように国内の腕利きミュージシャンで磐石な土台を築いているのですが、加えて、国外の強力なゲスト・プレーヤーをフィーチャーする事で、更に作品の存在感を強めています。

実際、堀井氏の作品を幾つか聴いていると、シンセの音やちょっとしたフレーズ(アレンジ)に氏独特の感覚があるのが良く判ります。

そんな「味」を壊すことなくゲスト・プレーヤーを配しています。

極小的で申し訳ないのですが、[5]のスティーヴ・カーンさん(g)のソロにちょっとした興味を覚えます。

'70s中後期のプレースタイルとも、'80s以降の<Eyewitness>辺りでのスタイルとも、その後のジャジーなスタイルでもなく、謂わば、堀井氏の楽曲を汲み取り、これというソロを組み立てたのでしょう。

ある意味、ごく個人的にはお宝プレー(?)かも知れません(^^;

因みに国外組にはグローバー・ワシントンJr(ss)、キヌエ・ミヌッチ(g)、ボブ・ミンツァー(ts)が参加。
収録曲
1. スカイスクレイパー
2. ルッキング・フォー・ラヴ
3. フラッシュバック
4. ラヴァーズ~ジャスト・アナザー・メモリー
5. スプレンド・モア・ラヴ
6. オータム・アイランド
7. ノー・ウェイ・アウト
8. タイムリー・ショット!!
9. セイム・プレイス,セイム・タイム
10. アローン・アット・ラスト,イン・ザ・ミスティ・レイン

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