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2006年3月4日

One / Bob James


リリース:1974年
評価:★★★★
コメント:'70s中期から'80s初期にかけて、ボブ・ジェームス(key、compose)が東海岸きってのアーティスト/アレンジャー/コンポーザーとして時代を築くその基点にして重要作品。


オリジナルタイトルの<One>は決してファーストアルバムではなく(^^;、CTI/KUDUレーベルからリリースする1作目の意味であり、且つ、以降ファンを楽しませる事になる「数字シリーズ」の始まりでもあります。

実際には、本作以前に硬派(フリーっぽい)ジャズ作品を出しているようですね、未聴ですが(^^;

どこか牧歌的な長閑さを感じさせる[2]、邦題にもなった[4]。

ここでのスティーヴ・ガッド先生のドラムは強烈です。

多くの人が知る原曲(クラシック)を素材に、これを素晴らしいセンスでアレンジしてみせる事で、'70s後期に盛り上がりを見せるフュージョン・シーンへの1つの道筋を示した事は間違いないと思います。

デオダートも同時期にほぼ同じアプローチをしていましたね。

B.ジェームス自身が同時期にプレーヤー/アレンジャーとして参加したロバータ・フラック作品に収録された[5](ジーン・マクダニエル作)をいたく気に入ったB.ジェームスが、本作でこれを再演。

しかも敢えて同じ面子を揃える気合の入れようです(^^;

確かに美しい曲です。

本作そのものに対しては確かに「フュージョン」というカテゴライズがまだ少し合わないかも知れませんが、その源流であることには間違いないと思える訳です。
収録曲
1. Valley Of The Shadows
2. In The Garden
3. Soulero
4. Night On Bald Mountain
5. Feel Like Making Love
6. Nautilus

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