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2006年12月17日

Scenes from My Life / Richard Bona


リリース:1999年
評価:★★★★
コメント:「誰々に見出されて云々」という言葉が付きまとう事が、果たして「見出された」ミュージシャン本人にとって幸なのか不幸なのか・・・一度ミュージシャン本人に訊いてみたいところではあります。

閑話休題。
本作は脅威のベースプレーヤーとして、堅物として知られるジョー・サヴィヌル御大をも唸らせたリチャード・ボナのファースト。

御大がR.ボナにジャコ・パストリアスの影を見たのか、或いはそれ以上のポテンシャルを感じ取ったのかは判りません。

しかし、故人とこれから活躍してゆくアーティストを比べるのもあまり意味はないかも知れないと思いますね。

前評判とソロ作という点からすれば、「さぞ、耳を疑う・目からウロコが落ちる程のベース・プレーを堪能できるだろう」とベース・ファンならずとも期待するところです。

が、実際の楽曲はというと、ワールド・ミュージックともとれる奔放なビートと風のような爽やかさとが相俟って、一種のヒーリング・サウンドと呼んでもいいような塩梅に仕上がっています(^^;

タイトルから推測できるように、日常生活にあるシーン(R.ボナの思い)を曲にまとめたもので、これはR.ボナ自身が「自身を知ってもらうため」という意図から、テクニカル志向ではなく自身の心のうちを音楽に託したものにしたという結果。

なるほど、R.ボナという人の人柄が窺える作品なのでないでしょうか。
収録曲
. Dipita
2. New Bell
3. Souwedi Na Wegue
4. Eyala
5. Djombwe
6. Te Dikalo
7. One Minute
8. Muna Nyuwe
9. Na Mala Nde
10. Konda Djanea
11. Eyando
12. Messanga

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