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2006年12月16日

Next / Journey


リリース:1977年
評価:★★★
コメント:手垢の付いた言い方ですが、明確に初期ジャーニーの最後という位置づけにあるサードアルバムです。

評論家の方の言葉を借りるまでもなく、技術も(それなりのインパクトを伴った)人気もあったジャーニーにあって、この作品では既に商業的には翳りが見えていた時期です。

ファーストやセカンドで展開されたスペーシーな感覚とハードな感覚が本作で全くなくなった訳ではありませんが、逆に、ジャーニーとしての方向性を上手く出せなかったのが要因なのかもしれません。

丁度、入れ替わるようにボストンが「スペーシで甘く歪むサウンド」を武器に人気を博していった歴史を見るにつれ、ジャーニーがどこか中途半端な方向性のまま作品を作らなければならなかった点が悔やまれます。

無論、元々、ロック云々を語る際にはあまり相応しくないキーワードですが「商業的」という点を除けば、ここにある音楽が楽曲としての水準をクリアしていないという事はありません。

この後、ご承知の大改革(^^;が起こり、ジャーニーは名実とも'80sに向けてのアメリカン・ロック・バンドの雄として活躍することになります。
収録曲
1.Spaceman
2.People
3.I Would Find You
4.Here We Are
5.Hustler
6.Next
7.Nickel and Dime
8.Karma

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