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2012年6月10日

Matchbook / Ralph Towner + Gary Burton


リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:一時期のジャズ/フュージョンへ傾倒していた頃に入手した1つが本作でしたが、何だか適当に流してしまっていたようで、自身の記憶にもない・・・これはイカンなぁという事で聴き直しです。
ゲーリー・バートン(vib)とラルフ・タウナー(g)というちょっと変わったデュオ作品ですが、ちょっと前にG.バートンはラリー・コリエルさんと組んで<Duster>とか<Gary Burton Quartet in Concert>といったアウトオブジャズを匂わせる作品を作っていた事で好きなアーティストでした。

G.バートンの奏でるヴィブラフォンは過去作品でも味わった事もあり、美しいだけではなく、決してアヴァンギャルドな方策ではなく革新的にジャズを牽引しようとする氏の演奏は、小生にとってはか変わらず「ジャズに捉われ過ぎず」に対峙することができるモノの1つです。

一方のR.タウナーは、彼が率いるオレゴンの作品を1、2作聴いたことがあるだけですが、こちらも既成枠にはまらない音楽集団という感じで、ガナリたてるだけのフリージャズとは一線を画すものだと思っています。

そうしたアウト志向な?二人がどのような音を作るのかと思えば、これが見事にECMチックなピュアでクリアなサウンドスケープな訳です。

ジャズと直接比較できないのかも知れませんが、例えば同じようなアコースティックな響きであれば'80sにムーブメントがあったニューエイジミュージックもそんな感じでした(ウィリアム・アッカーマンとかジョージ・ウィンストンとか聴いたなぁ)。

敢えて自分の中で両者を線引きするとすれば、ニューエイジミュージックがオーガニックな有機栽培的な感じなのに対して、ECMはケミカルな純粋培養のような感じ・・・といった点でしょうか。

もとい。ヴィブラフォンとギターという「異色の」デュオではあるのですが、決してゲテモノ的な顛末になることなどなく、時に静謐な響きさえ感じさせつつ、各々の聴き手が持つ心象風景を鮮やかに蘇らせるような楽曲を展開しています。

ただし(否定的に捉えられても困るのですが)、2枚3枚と同じスタイルの作品を聴き通せるかと問われれば、正直苦しいところはあります。何事も程々に腹八分目がいいに決まっていますがね。
収録曲
A-1.Drifting Petals
A-2.Some Other Time
A-3.Brotherhood
A-4.Icarus
B-1.Song for a Friend
B-2.Matchbook
B-3.1 × 6
B-4.Aurora
B-5.Goodbye Pork Hat

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