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2003年6月15日

Touch of Silk / Eric Gale


リリース:1980年
評価:★★★★
コメント:再発ブームに乗って、エリック・ゲイルの初CD化を含む数作品が再リリースされるということは嬉しい限りです。

その中でも個人的なイチ推しがこの作品。

これまでE.ゲイルのプレーは派手さはないものの、堅実なプレーとグルーヴを感じさせてくれるものであり、ボブ・ジェームスやラルフ・マクドナルドなどがプロデュースすることで、(悪い意味で?)皆が期待するE.ゲイル像が形成されてしまっていたとも言えると思います。

そういう意味からすると、(良い意味で)大いなるチャレンジとなるのがこの<Touch Of Silk>なのかも知れません。

プロデュースにはアラン・トゥーサンを迎え、今までのE.ゲイル(R&B、ソウル フィーリングを根底に持ちながら)+アルファ(「平均的にそれらをカバーできる」だけに収まらないという事実)を高らかに示してくれているとも思えます。

タイトル通りの柔らかなメロディーが奏でられる[2]、タイトなリズムが特徴的な[3]、E.ゲイルのギターも然ることながら、サックス(グローバー・ワシントン,Jr)、オルガンなどが相まって極上のインストバラードになっている[4](オリジナルはビリー・プレストン)もお気に入りです。

また、[5](オリジナルはチャーリー・パーカー)では珍しく4ビートのジャズを聴かせてくれますが、これもゴキゲン。

今でもマイ・フェイヴァリット・ギター・プレイヤーの一人です。この後、彼自身への回帰とも取れるアリビンサウンドを前面に出す作品などを創り出してゆきます。
収録曲
1.You Got My Life in Your Hands
2.Touch of Silk
3.War Paint
4.Once in a Smile
5.With You I'm Born Again
6.Au Privave
7.Live to Love

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