評価：★★★
コメント：根拠のない私見ではありますが、やはり「米ロックが米ロックらしかった」時代というのは、少なくとも'70s末までだったのかなぁと思っています。
別段、それ以降に出てきた新しいブラック系の流れ（クワイエット・ストームとかニュージャック・スウィングとか、ラップとか）等もアメリカ的な音と言えばそうなのかも知れませんが。
豪放磊落、パワー全開、と書くと、何だかインテリジェンスに欠けるように思われてしまうかも知れませんが、爽快にストレートなロックの流れという事だと、B.シーガーも'60s末から活躍しつつも、殊、'70s後期にぐーんとその人気と実力を知らしめた人なのだと思っています。
本作は'76年にリリースされた作品で、先に書いたようなストレートな、そして部分的にはハードでもある、ロックの響きというのが程よく味わえる作品として考えています。
何より、ハードな楽曲でもアコースティックで柔らかめの楽曲でも、あの独特のハスキーな声が非常によくマッチするのですね。
今の時代からするとあまりウケないスタイルなのかも知れませんが、何と言いますか、最近は懐古主義に走っている（？）私にはよく響くのです、少なくも(^^;
収録曲：
1.Rock and Roll Never Forgets
2.Night Moves
3.The Fire Down Below
4.Sunburst
5.Sunspot Baby
6.Main Street
7.Come to Poppa
8.Ship of Fools
9.Mary Lou
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