コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2007年5月21日

Man-Child / Herbie Hancock


リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:偉大なる啓示を受けた(?)ハービー・ハンコック(F-Rhoades、clv、ARP synth etc..)が'70s初頭に生み出した<Head Hunters>('73年作)によって、自らの名前がジャズシーンのみならずポップス/ロックシーンへ大き喧伝された事は間違いのない所かと思います。

本作は先の<Head Hunters>での志向性が一過的でない事を示す為に、新たにdsにマイク・クラークを迎えて作成された一枚。

<Head・・・>とほぼ面子は変わらないものの、全体的にスマートさと言いますか、エレガントさが増しているようです。

また、後年の名盤ライブ<Flood>('75年作)での強力な演奏が語り草となる[2]、以降のアルバムでも何度か再演される事になる[3]等、ファンク期のH.ハンコックを語る上で外せない楽曲の初出が聴ける点でも重要な作品だと思います。

H.ハンコックの先見の明、ベニー・モウピン(ts、bcl etc..)、ポール・ジャクソン(b)、ビル・サマーズ(perc)、M.クラークといった、異様なまでのグルーヴ・メイカーの集合によって生み出された音は、流石にアシッドジャズ・ムーヴメントが遥か昔に過ぎ去った今となっても、その手合いを好む輩(含む小生)には響き続ける一品かと思います。
収録曲
1.Hang Up Your Hang Ups
2.Sun Touch
3.The Traitor
4.Bubbles
5.Steppin' in It
6.Heartbeat

0 件のコメント:

コメントを投稿