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2008年11月9日

Nick of Time / Bonnie Raitt


リリース:1989年
評価:★★★★
コメント:長年所属してきたワーナーレーベルを離れ(と言うか解雇に近い?)、キャピタルに移っての第一作目にして大当たりした作品。

ボニー・レイエットの立ち位置そのものはそれ程大きく変わった訳でもなく、R&Bテイストがあるロック、といった感触ではあるのですが、
ここに来てドン・ウォズのプロデュースによる滑らかさやモダンさが上手く組み合わされた事が、本作をこれ程までにヒットさせた要因の一つなのかなぁと思います。

どちらかと言えば、実直に自らの音楽性にこだわるように思えるB.レイエットに対し、少しだけスムーズさを取り入れた事で、本人ですら思いもよらなかった変化が訪れたのかも知れません。

ワーナーとの決別、自身の不調(ドラッグやアルコール)と言ったものを全て吹き飛ばしても余りある本作の出来は、グラミー・アワード三部門(アルバム・オブ・ジ・イヤー/ベスト・フィーメル・ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス/ベスト・フィーメル・ロック・ヴォーカル・パフォーマンス)に輝いた事でも証明されたと思います。
収録曲
1.Nick of Time
2.Thing Called Love
3.Love Letter
4.Cry on My Shoulder
5.Real Man
6.Nobody's Girl
7.Have a Heart
8.Too Soon to Tell
9.I Will Not Be Denied
10.I Ain't Gonna Let You Break My Heart Again
11.The Road's My Middle Name

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