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2012年7月1日

Shabazz / Billy Cobham


リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:本アナログも本当にカビが生えてもおかしくない位前に入手していたのに、ずーっとレコード棚の中に埋もれておりました(汗)

最近、某氏(師)がコブハムさんを切り口にアバクロへリーチされるようなコメントを見て「コブハムさん好きだけど、ジョン・アバークロンンビーって、意識して聴いたこと無いなぁ」と思い、未レビューのコブハム作品をゴソゴソ漁っていたらコレがレコ棚の中から顔を覗かせました。

閑話休題。前年('74年)のレインボーシアター@ロンドンでのライブ音源(A-2のみ、同年のモントルージャズフェスティバルでの音源)です。

細かく速くスネアを刻みながらシンバルもうるさくなく、ここ一番のフィルインなどを聴くに連れ、やはり'70sのコブハムはエエなぁと思う訳です。

この時代特有の?エフェクトを掛けたトランペットやサックスの音など、ジャズではないクロスオーバーの雰囲気がプンプンする辺りは個人的には非常に気持ちのイイものです(ペットとサックスは言わずもがな、ランディーとマイケルのブレッカー兄弟です)。

全体的に耳に響く(残る)器楽音の割合からいけば、ドラムを除けばブレッカーbros.やGlenn Ferris(トロンボーン)といった管楽器のアンサンブルをメインに据えた作品構成なのかなぁと思えます。

で、件のアバクロさんですが、B-1で長めのソロがあります。ECMでのクリアなギターとはまた違い、ここでは歪んでこそいませんがクロスオーバーに相応しい?ちょっとロックっぽい弾き方をしていますね。

ただ表出度としては思ったほど前に出ていない?ように思いました。無論、ライブでのそれですので、アバクロさんがクレジットされている<Total Eclipse>や<Crosswinds>辺りはもう一度しっかり聴いてみなければとの思いを強くしました。
収録曲
A-1.Shabazz
A-2.Taurian Matador (Revised)
B-1.Red Baron (Revised)
B-2.Tenth Pinn

3 件のコメント:

  1. こんにちは。
    アバクロあまり聞えませんか(笑)
    同じような面子のDREAMSの
    アルバム評も読んでみましたが
    あっちでのアバクロはどんな
    もんでしょうか?

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    1. コメントありがとうございます。

      Dreamsの1stですね?ご指摘頂くまで
      忘却の彼方・・・でした m(_ _)m

      ちょっと聴き返してみたのですが、
      こちらは本作のようにインスト主体の
      クロスオーバーよりも、'60s末-'70s初の
      ジャズロック(+ブラスロック)風味が
      ずっと強く、「ものすごーく元気のない
      デヴィッド.C-トーマスが歌うBS&T」
      みたいな感じです(^^;

      その辺の時代とかカテゴリとかに興味が
      あれば、アーリーロックの1つとして対峙
      すると、案外、評価はいいかも知れません。

      で、アバクロさん。比較的gが前に出る曲
      もあります(結構弾き込んでいるのでイイ
      感じではあります)が、全編通してみると、
      やはり表出度は低めです。

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  2. こんにちは。
    情報ありがとうございます。
    萎えたBS&Tというのは
    管楽器物がそんなに得意ではない
    私的にはちょっと保留マークでしょうか。
    ジョンアバとの距離を縮めるチャンスは
    又の機会ということで(笑)

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