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2012年7月29日

Diver Down / Van Halen


リリース:1982年
評価:★★★★
コメント:順当に3rd、4thと聴いて行きたかったのですが、必ずしもエサ箱にそう上手く並んで入っている訳もなく(笑)、ヴァン・へイレンの5作目となるの本作に先にリーチしました。

例の大ヒット作(かつ問題作?)である<1984>が次に控えている事が本作において何かしらの伏線があったとは感じませんでしたが、ヴァン・ヘイレンというグループが(商流的にも)非常に上手く立ち振る舞いのできるグループであった事を強く感じさせる作品ではないかと思います。

オンタイムでは[6]のプロモがよく流れていたような記憶があります(何だか、ハードロックバンドのメンバがベタな小芝居している姿が微笑ましかった(^^;)

ちょっと商的(ショウ的)過ぎる感はありますが、逆に、そうした営業活動?も否としないあっさりライトな感覚が産業ロックのシェードに入っているという事なのかも知れませんね。

#因みに小生自身は産業ロックを完全否定する考えはありません(^^;

実際、3rd、4thでは他アーティストの曲をカバーする事はしていなかったようですが、本作で再びそれを復活させています(シビアに、売上に響いたのでしょうかねぇ)。

[1]は1stに続いてキンクスから、[6]はロイ・オービソン(小生はトラヴェリング・ウィルベリーズよりも先に、こちらでR.オービソンという人を知りました(笑)、[7]はマーサ&ヴァンデラスのヒット曲(後年、ミック・ジャガー&デヴィッド・ボウイのデュオでも流行りましたね)・・・と、まぁ、てんこ盛りです。
そうしたある意味「みえみえ」感もあまり嫌味に感じさせないのも、やはり彼らの毒気がそれを上回っているのでしょうかね。

アルバム後半はオールドジャズ風の楽曲を入れたり、[12]等は微笑ましさ、優しさすら感じさせる、ハードロックバンドなノリを感じさせない(笑)一曲となっています。

そうした点も、ヴァン・ヘイレンをワン&オンリーなバンドカラーに仕立て上げている要素ではないでしょか?そういえば、ヴァン・ヘイレンのフォロワーとかって居るんでしょうかね?

あくまで「やりたいことやって楽しむぜぇ」みたいなライト感覚が、この人達の持ち味なのかも知れません。
収録曲
1.Where Have All The Good Times Gone!
2.Hang 'em High
3.Cathedral
4.Secrets
5.Intruder
6.(Oh) Pretty Woman
7.Dancing In The Street
8.Little Guitars (intro)
9.Little Guitars
10.Big Bad Bill (Is Sweet William Now)
11.The Full Bug
12.Happy Trails

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