アルバム名:Transformer
アーティスト:Lou Reed
リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代は言うに及ばず、スバリ、ルー・リードと言う名前はイコール[5]!という単純式しか小生の頭の中にはありませんでした。
まぁ言い訳を考えても仕方ありませんが、'80s育ちには絶対リーチするタイミングがないっ!といったところでしょうか(汗)
ともあれ、最近視聴したミック・ロンソン周辺をチョロチョロ調べていたらこの人の名前と本作が引っかかり、また、運よく?エサ箱に入っていたので手に取ってみました。
[5]よりも「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドで活躍云々」という形容が、(聴いた事もないのに)どことなく「いがらっぽい音」を連想し、「アングラな音なら聴かずともいいか・・・」で済ませてきました。
実際に蓋を開いてみるとそういった感触は殆どなく、M.ロンソン&デヴィット・ボウイも本作に絡んでいるらしく、そのグラム的なロックン・ロール音をそこかしこに感じる作品でした。
その実、歌詞と言いますかアルバム(詞の世界)に漂うのは妖艶・退廃的と言いますか、ちょっとキワモノ的な世界を暗喩するようなモノが多いようです(国内盤だったので、訳詞もついていました)。
加えて裏ジャケットを目にすれば自ずと解ろうものかと(笑)まぁ、グラム・ロックを演(や)っている人達が、例えば衣装一つを取り上げても、なんとなくこの様な倒錯的な部分を持っているという事を示しているのかも知れませんね。
全く系統は違いますが、以前、J.J.ケイル作品を聴いて、そのスルメ的な味の出し方みたいなところがすごく気持ち良かったのですが、この方にも同じような感じを受けます。
収録曲:
1. Vicious
2. Andy's Chest
3. Perfect Day
4. Hangin' 'Round
5. Walk on the Wild Side
6. Make Up
7. Satellite of Love
8. Wagon Wheel
9. New York Telephone Conversation
10.I'm So Free
11.Goodnight Ladies
こんにちは。
返信削除>'80s育ちには絶対リーチする
タイミングがないっ
これには強く反論しておきます。
ルー・リードはコマーシャリズムを嫌い
ヒット曲と無縁のアルバムアーチストなので
ヒット曲から辿るのは非常に困難ですが
70年代世代はベルリン&トランスフォーマー
80年代世代はBlue Mask&New Yorkが
必聴盤ということを申し上げ
抗議文に代えさせていただきます(笑)
コメントありがとうございます。
削除抗議には真摯に対応するのが小生のポリシー(笑)
<Berlin>は同じエサ箱にあったのです!
が、その時は「見たことないジャケ」なので
遠慮してしまい・・・先ほどジョグのついで
に覗いたらまだあったので、入手しました(^^;
そして<The Blue Mask>。これ実は手元に
あるのです。いえ、L.リード主体ではなく
ベースのフェルナンド・ソーンダースって
人がいい演奏していると聞いたので、
結構前に入手していたまま、例によって
グズグズ・・・
(J.マクラフリンの<Electric Guitarist>や
最近聴いたJ.ベックの<Jeff Beck with The Jan Hammer Group Live>
にも参加しています)
<New York>はオンタイムでジャケ見た記憶
があります。
いや、これは何かこう「機が熟した」的な
そんなタイミングなのかも知れません。
この連鎖、何か起こるかも!(笑)