コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2007年7月8日

銀界 / 山本邦山


リリース:1970年
評価:★★★★
コメント:何と言えば良いのでしょうか。某ジャズ本にも掲載されていた一作ですが、正直、どのようにカテゴライズされるのかも(個人的には)よく判りません(^^;

尺八という楽器を使っているから・・・という物珍しさ的側面は捨て切れないものの、それ以上に邦楽とジャズがスピリチュアルな音とアプローチで接触できる事を示した点において、その意義は決して小さくないと思います。

静謐というのではない、静寂というのでもない、抹香くさい・・・なんて事は全くない。

やはり山本邦山氏の尺八と共に、これを自由に振るまわせるだけのバック陣(菊地雅章氏のp、村上寛氏のds、ゲーリー・ピーコックのb)があってこそ生まれ出でたものなのでしょう。

アブストラクト・ジャズ云々という文章も目にした記憶がありますが、寧ろノン・カテゴライズでも十分に良さは伝わる逸品だと思います。
収録曲
1. 序
2. 銀界
3. 竜安寺の石庭
4. 驟雨
5. 沢之瀬
6. 終

0 件のコメント:

コメントを投稿