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2007年7月28日

Blood, Sweat & Tears(邦題:血と汗と涙)/ Blood, Sweat & Tears


リリース:1969年
評価:★★★★
コメント:アル・クーパーがBlood Sweat & Tearsを作り、ブラスロックの可能性を広く知らしめたという点で、ファーストの評価の高さは周知のところですが、A.クーパーが去りし後のセカンドもそれに勝るとも劣らぬ傑作である事もまた周知の事実かと思います。

Blood Sweat & Tearsがブラスロックのオリジネイターであるとか云々という意味ではありません。

野太く力強いデヴィッド・クレイトン-トーマスのボーカルだけで、Blood Sweat & Tearsのイメージはロック史に大きく刻まれたと言ってもいいのではないか?と思えます。

加えて、そのD.C.トーマス作の[7]は、未だブラスロックの中で1、2を争う佳作と思っております。

ファーストに続いてカバー曲も非常にいいセンスでの選曲であり、それに加えて上手くBlood Sweat & Tears自らの色を余す所無く滲ませている点もやはり特筆すべきところかと思います。

元々ジャズ畑のプレーヤーも少なくないBlood Sweat & Tearsにおいては、何より力強いアンサンブル、ホーンの高らかな響きは各プレーヤーの力量をダイレクトに伝える事が出来ている点で、未だブラスロックに留まらず'60sロック史に残る傑作であり続けているのだろうと思います。
収録曲
1. Variations on a Theme by Erik Satie (First and Second Movements)
2. Smiling Phases
3. Sometimes in Winter
4. More and More
5. And When I Die
6. God Bless the Child
7. Spinning Wheel
8. You've Made Me So Very Happy
9. Blues, Pt. 2
10. Variations on a Theme by Erik Satie (First Movement)

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