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2009年4月25日

Atmospheric Conditions / John Themis


リリース:1985年
評価:★★★
コメント:'80s半ば辺りからでしょうか。所謂、「ニュー・エイジ・ミュージック」といったカテゴリでナチュラルな音と情緒性を全面に出した音楽が一部で人気を博しました。

私もウィリアム・アッカーマンやジョージ・ウィンストンなどの作品をよく聴きました。
米国の代表格レーベルが「ウィンダム・ヒル」とすれば、英国のそれの1つが「コーダ」になるのかも知れません。

そのコーダ・レーベルからリリースされたのがギタリストであるジョン・シーミスの本作。

先のW.アッカーマンが初期作品ではアコースティック・ギターだけで非常に情緒性溢れる作品を展開したのに対して、J.シーミスの本作は必ずしもアコースティックにこだわる事はなく、寧ろ、キーボードやシンセを含みながら楽曲に色を着けてゆく感触があります。

勿論、メインはそこではなく、J.シーミスのギターにあるのは言うまでもありません。

クリアで爽やかで、何よりも当時のコンセプトであった「音のランドスケープ」というキーワードが非常にマッチするものになっています。

恐らく、これまでTVなどのBGM的にそこかしこで使われてきたのではないかと思いますが、久しぶりに本作を聴き直してみて、懐かしさもありつつ、少し息苦しいように思える今の時代にもその緩和剤として有効なんじゃないかなぁ、などと思ったりします。
収録曲
1.Emily
2.Sirens: The Trick
3.Post Hypnotic Suggestions
4.Cinderella's Last Waltz
5.Transition
6.Atmospheric Conditions
7.Final Cruise
8.Free Fall
9.Whales

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