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2009年5月4日

T.C / Ivory Expedition / Tom Coster


リリース:1981 / 1983 年
評価:★★★
コメント:当人にとって名誉な事なのか「手垢のついた」形容なのかは判りませんが、サンタナの名盤<Caravanserai>にも参加し、サンタナ・バンドにおける音楽的な支えとなったトム・コスター(p、key)。


アルバム・タイトルである<Ivory Expedition>は実際にはセカンド・アルバムのタイトルですが、本作そのものはT.コスター'81年作であるファースト<T.C>およびセカンド('83年作)を併せたものになっています。


ファースト、セカンド共に参加メンバーの大きな変動は無いようですが、セカンドでは元サンタナ・バンドでパーカッションを担当していた二人(ラウル・リコー/オレステス・ビラート)が参加した事で、強烈なドライブを放つ曲などを楽しむ事ができる事から、個人的には後半により魅力を感じます。

テクニック、音楽理論だけでなく、メロディを非常に重要視するらしいT.コスターのやり方([16]辺り)を聴けば、彼が[哀愁のヨーロッパ]のコンポーザーであった事がよく判る気がします(^^;

ドラムには、後年、ヴァイタル・インフォメーションで活動する事にもなるスティーブ・スミス(ex.ジャーニー)、ベースには名手ランディ・ジャクソン、ギターにはジャン・リュック・ポンティ辺りの作品で知られるジョアキン・リヴァーノ(この人のgもアグレッシヴであったりメロディックであったりと、なかなか面白いものですね)といった面子になっています。
収録曲
1. You Said...
2. Magical Moments
3. I Give My Heart To You
4. Angels Have Wings
5. The Dragon
6. The Prince
7. Can't You Stand It!
8. Ciao
9. Zulu Queen
10. Caravan
11. Gigu
12. Till We Meet Again
13. Caught In The Act
14. Ivory Expedition
15. Monkey See Monkey Do
16. I Give You My Love
17. Sacrifice At Dawn
18. Journey's End

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