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2004年11月4日

Magic Windows / Herbie Hancock


リリース:1981年
評価:★★★
コメント:ジャズ評論家や生粋のジャズファン、ハービー・ハンコック・ファンでさえ、多分、本作への評価は惨憺たるものであると聞いています。

確かに、前後作である<Monster>や<Lite Me Up>といった作品を出していた時期は、上記の方々にとっては取るに足らない(=ジャズではない)ものであったかも知れません。

がしかし、私のような人間は元来がどこかひねくれている訳でして、<Head Hunters>以降のファンクやロック、ポップス、ディスコサウンドへの急速な接近と、そこで創られた楽曲の何れもがこの上なく気持ちが良いと思われる訳です。

裏返せば、決して「ジャズ」を聴いている訳ではない、と言えますが(^^;

本作にしても、別にH.ハンコックが道を踏み誤った訳でも、自身の音楽的方向性を見失った訳でもないのでは?と思うのです。

少なからずレコード会社の指示はあったかも知れませんが、基本的には「タイムリーで面白い」と思う事を(ちょっと)本気でやってしまったというのが正直な所ではないのでしょうか?

それ故、そっぽを向かれてしまうのかも知れませんが。

ですので、CDの帯に「ジャズ」と平気で刷ってしまうレコード会社も、ある意味、作品とH.ハンコック自身を見ていないのではと思ってしまう訳です。

CD評とはかけ離れた事ばかり書いてスミマセンm(_ _)m

要は、H.ハンコック作品としてのジャズを、百歩譲ってジャズファンクを本作に期待するのであれば、本作を聴かなくても貴方のミュージックライフには何の問題もありません。

寧ろ、そう言った部分を捨て去り、'80s初期のダンスミュージックとして捉えて臨むなら、そこにある「決して安っぽくなく、質の高い」音に納得されると思います。

流石はハンコックだ・・・と。これだけのバックメンバーなら当然ですかね(^^;
収録曲
1.Magic Number
2.Tonight's the Night
3.Everybody's Broke
4.Help Yourself
5.Satisfied With Love
6.The Twilight Clone

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