評価：★★★★
コメント：ＣＴＩレーベルには＜Crawl Space＞という作品も残しているアート・ファーマー(tp、flgh)ですが、所謂、ジャズ系ビッグ・ネームがフュージョンというカテゴリに（一時的であれ）移行せざるを得なかった時代？の作品。
尤も、私個人としてはウェルカムなので、上記の状況を否定的に捉えている訳では有りません。
当時の流行だったラテン系のテイストが心地よい[1]（クリア・フィッシャー作）や、アート・ファーマーのミュートしたtpとマイク・マイニエリのvibが何とも美しい[2]（これはビージーズのギブ兄弟の作品ですね）
アリスタ・オール・スターズの＜Blue Montreux＞でもお馴染みのM.マイニエリ作の[5]など、ガチガチのジャズファンではない私(^^;にとっては、楽しめる内容が盛りだくさんです。
何と言うか、柔らかくてホッとするような音色、当時は（フュージョン系に限らず）新進気鋭のトランペット奏者、チャック・マンジョーネとか？、も多く活躍していたとは思いますが、流石に貫禄というか「熟したもの」を持っていますね。
きっと名盤にはリスト・アップされないでしょうが、私にとっては傑作の１つです。
メンバーも錚々たる顔ぶれで、ある意味、当時のＣＴＩ（フュージョン）の勢力的なものを感じます。
収録曲：
1. ダルズーラ
2. ストップ
3. ヤング・アンド・ファイン
4. ロータス・ブロッサム
5. ブルー・モントルー
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