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2004年11月20日

Mr. Hands / Herbie Hancock


リリース:1980年
評価:★★★★
コメント:狙っていたものなのか、苦渋の選択だったのか、正確なところは誰も判らないかも知れませんが、本作までにリリースされた作品や行われたセッションからの未発表テイク集。

尤も、単にお蔵入りしていたテープを出してきただけではなく、改めてハービー・ハンコック自身がオーバーダビングなどの手入れをしている辺り、なかなかの念の入れようです。

[Butterfly]辺りの匂いを漂わせる[1]や、スティール・パン?がいい感じの[2](クレジットはS.エスコヴェド=シーラEです)。

ワー・ワー・ワトソンのカッティング・ギターがなんともファンキーな[3]。

そして、皆さんのお目当ての(?)ジャコ・パストリアス(b)参加の[4]。

一説によれば、あまりにもコマーシャルになり過ぎた当時のH.ハンコックのサウンドに辟易しかけたファンに対して、その溜飲を下げさせるための作品とも言われていますが、元々、「上がる溜飲のない」小生にとっては単純にすごくいい作品として捉えています(笑)

また、小生のもう1つの聴き方としては、多くのドラマーの演奏が聴けるという点です。

レオン・ンドゥグ・チャンクラー([1])、トニー・ウィリアムス([2])、アルフォンス・ムザーン([3])、ハービー・メイソン([4]、[5])と、偶然にせよ何にせよ、これだけのドラマーの演奏が聴ければ文句は言いません(^^;

丁度、'70s中期から後期にかけてのH.ハンコック・ワークスをクイックリーに見てゆく・聴いてゆくにはいい作品です。
収録曲
1.Spiraling Prism
2.Calypso
3.Just Around the Corner
4.4 A.M.
5.Shiftless Shuffle
6.Textures

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