コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2006年11月26日

Twelve Frets to One Octave / Larry Coryell


リリース:1992年
評価:★★★
コメント:ジャズ、ロック、クラッシック、ワールド・ミュージックetc..様々なスタイルでその技量の広さを誇るラリー・コリエル氏(g)。

本作では、アコースティック・ギターのみのプレーに終始し、氏の言葉を借りれば「ジャズに触発された音楽の延長線上にあり、簡素であっても単純ではないスタイルの結合」という事になる作品なのだとか(むずぅ~・・・汗)。

既にその発想も演奏も、ギター奏者から芸術家、果てはある種の探究者然とした感のあるL.コリエル氏らしいご発言です(^^;

本作に収められた楽曲の数々も、なまじ「ギター好きだから」というレベルで対峙するとちょっと厳しいかも知れません。

少なくとも、国内盤ライナーには幾つかの曲について譜面付きで自身が解説を加え、コードやスケールの微細な話がてんこ盛りになっています。

まぁ、ギター愛好者には非常にためになる、ある種の教則CD(?)のようなストイックな感じを受けます。

某ジャズ評論家の書物で、「リスナーが音楽を選んでいると思い勝ちだが、実は音楽だって聴く側を選んでいる云々」というフレーズを目にしたことがあります。

本作を聴いて、何となくそのフレーズが頭をよぎりました。

無論、そんな事考えずに気楽に聴いても(聴く側には)罪はないと思いますが、どうでしょう(^^;
収録曲
1. Allegra's Ballerina Song
2. Murali's Picture
3. Flamenco Flare-Up
4. Blue Monk
5. Night Rain
6. Dye Me Blue
7. Transparence
8. Blues For 'Charley The Lobster'
9. Light Sweet Crude
10. Bartok Eleven
11. Alfonsina Del Mar
12. Lotus Revelatio

0 件のコメント:

コメントを投稿