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2007年1月2日

Santana III / Santana


リリース:1971年
評価:★★★★
コメント:前作<Abraxas>('70年作)は、<Caravanserai>('72年作)と共に初期サンタナ作品の傑作として認知されていると思いますが、その両作に挟まれる形の本作も秀作である事に間違いないと思います。

誤解を招く言い方かも知れませんが、前作までが「Rockっぽい要素が強いラテン・ミュージック」であったのに対して、本作は「ラテン要素を充分に活かしたロック」と言えるのではないかと思う訳です。

後にジャーニー創設のメンバーとなる二ール・ショーン(g)を単なるセカンド・ギターに置いただけでなく、時にはコール&レスポンスによるインタープレーを前面に出す辺りは、充分にロック的なそれを感じさせる訳です。

また[5]辺りでは豪快にホーン・セクションを導入(タワー・オブ・パワーのホーンセクション!!)する辺りも楽曲の幅が変化してきている事を裏付けているようで興味深いものです。

次作はサンタナ音楽の「崇高さ」のようなものが取り沙汰される事が並行(先行?)してその評価が高いものになっていると言えるのかも知れません。

無論、それが悪いと言うのではなく、実際、私も大好きな作品ですが、スピード感、躍動感といったものを体感するなら、やはり本作の方が上なのではないか、と思う訳です。
収録曲
1.Batuka
2.No One to Depend On
3.Taboo
4.Toussaint L'Overture
5.Everybody's Everything
6.Guajira
7.Jungle Strut
8.Everything's Coming Our Way
9.Para los Rumberos
10.Batuka
11.Jungle Strut
12.Gumbo

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