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2007年1月21日

Live in Japan / Material


リリース:1993年
評価:★★★★
コメント:ビル・ラズウェル率いるマテリアルの'92年の来日ライブから編集された作品。

個人的には、この時点ではジンジャー・ベイカー(ds)、バニー・ウォーレル(org、key)の二人がジョインしていたという、まさに一点買いの極みです(^^;

ワールド・ミュージック(更に言えば、アフリカン・サウンド)をエレクトリックに味付けした、と一言で言ってしまうと、「安っぽいかなぁ」と誤解されそうですが、単に音楽を電気的に再現したというレベルでは勿論ありません。

既にB.ラズウェルの頭の中にあったのは、同系ならジョー・ザウィヌル氏やパット・メセニー氏のそれに勝るとも劣らぬ彩り・リズムの多彩さです。

確かに、サウンドだけでCD全部を聴き通すのはちょっと酷かも知れませんが、伝わってくる雰囲気には奇才と呼ばれるだけの仕事はあります。

個人的には[9]でセレクトされているファロア・サンダースの代表曲に一票。

まぁ、オリジナルのレオン・トーマスによるものがやはり一番イイのですが(^^;、アフリカンワードで語られる[The Creator Has a Master Plan]もいい感じではないですか。

多少の物足りなさという点では、B.ウォーレルのプレーが妙に大人しいという点でしょうか。

とは言え、このコンテキストでファンクに徹するというのも違うでしょうし(^^;

アルバム冒頭と最後を飾る美しいシンセサウンドが、どうかすると焦点のぼやけそうな内容を両脇から押えている、って感じで、内容の拡散性を止めているように思います。
収録曲
1.Invocation
2.Leaving Earth
3.Desert Star
4.Out of the Dreamtime
5.Obsessed
6.Into the Seventh House
7.Dousongonni Song
8.The Receiver
9.The Creator Has a Master Plan
10.The Image of the One

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