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2007年1月28日

Infinity / Journey


リリース:1978年
評価:★★★★
コメント:'77年作のアルバム<Next>は初期ジャーニーとしての最後の踏ん張りを効かせた作品ではありましたが、商業的な伸び悩みと明確化できない作風といった点では、やはり充分にリスナーに訴求できた作品では無いようでした。


別段、商業主義に走ったのではなく、純粋なメジャー志向の結果として彼らが突破口を見出したのは
グループとして「誇れるヴォーカリストの存在」という点であり、ここに単独のヴォーカリストとしてスティーヴ・ペリーの登場となります。

ジャーニーとしての4作目にあたる本作が後期ジャーニーへ繋がる大きなターニング・ポイントであることは明白ですが、各所には後期ではそれ程見られなくなった結構ハードなナンバーがある反面、コーラスによる楽曲の味付けの多彩さがしっかりと表われてきたように思われます。

ジャーニーのベストものには必ず収録される代表曲[1]、[6]といった辺りの感触がそれらを物語る上では顕著だと思います。

ある意味、過渡期と言うか彼らが次のステージへチャレンジしてゆく過程にあるよう、そんな作品です。

勿論、「それこそが中途半端な作品なのでは?」と思われる向きもあるかも知れませんが、そうではなく、作品としては歴代ジャーニー作品の中でもトータルとしてのクオリティはかなり高いですよ。
収録曲
1.Lights
2.Feeling That Way
3.Anytime
4.La Do Da
5.Patiently
6.Wheel in the Sky
7.Somethin' to Hide
8.Winds of March
9.Can Do
10.Opened the Door

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