The Hunger（邦題：いざないの夜）/ Michael Bolton

アルバム名：The Hunger
アーティスト：Michael Bolton
リリース：1987年
評価：★★★★
コメント：音楽的に物凄く早熟だったと言うマイケル・ボルトン。

'60s末にはソロ・デビュー作をリリースし、その後、ハード・ロック・バンドのリードvoを経て再度ソロへ転身。

'83年にスマッシュ・ヒットを飛ばしその名を広めた彼が、'87年にリリースしたのが本作。

適度なハスキーさに加え、ボリュームも豊かなヴォーカル・スタイルは、ハード・ロックもいいのですが、もう少しテンダーな方向である本作辺りの楽曲にベスト・マッチしていると思います。

無論、[1]のような少しハードな感じもいいのですが、本作以降のM.ボルトンがどんどんウォーム＆テンダーな曲調をメインとして行った事実もありますし･･･

意表を衝いた[3]（言わずと知れたオーティス・レディングのヒット曲）やバラードの[5]、[9]、ＡＯＲ的な[4]や[2]等、やはりこの人の上手さが良く伝わります。

プロデュースにはキース・ダイアモンド（曲によっては元ジャーニーのジョナサン・ケインが）担当し、曲作りにも協力しています。

またバック・ミュージシャンもかなり華やか。

ハード・ロック時代のバンド仲間であるブルース・キューリック（元キッスのg）やジャーニーのニール・ショーン(g)、バックボーカルにジェイムス・イングラムやジョー・リン・ターナー(元レインボー)等、サン・フランシスコ辺りのミュージシャンが参加しています。
収録曲：
1.Hot Love
2.Wait on Love
3.(Sittin' On) The Dock of the Bay
4.Gina
5.That's What Love Is All About
6.The Hunger
7.You're All That I Need
8.Take a Look at My Face
9.Walk Away