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2005年5月14日

Black Sound from White People / Augusto Materll


リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:正直、アウグスト・マルテッリの他の作品などについては全く知りませんが、本作のやけにアーティスティックなジャケットと、不穏な?響きさえ感じるタイトルに惹かれました。

イタリアのアーティストという一点だけを取り上げても、私には何やら新鮮な訳ですが、[1]のイントロからgと女声スキャット、そしてflが絡んでくる辺りで「おおっ、これは行けるかも」と思いました(^^;

全編そんな感じかと思いきや、軽やかながら繰り返される女性コーラスがどこか土着的な匂い思い起こさせる[2]、ミディアムテンポのラテンタッチが気持ちいい[4](どこかで聴いたような気がするのですが・・・)、濃厚なR&Bフィーリングの[8](またしてもハービー・マンが頭のなかでフラッシュします(^^;)等など、意外に様々な楽曲が楽しめたのもポイント。

タイトルの狙いがどこにあるのか(聴き込めば判るのかなぁ)は判りませんが、'70s初頭にこの人が創っていた音がジャズにカテゴライズされるのだとしたら、米主導?のシーンに対するちょっとした皮肉なのかも知れませんね。
収録曲
1.Loco Love Motor
2.Ma Ne Vale la Pena
3.Krypto Blues
4.Nanaue
5.Free Samba
6.Mondo... No!
7.Sara' Stato II Futuro
8.90 Compleanno (90th Birthday)

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