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2005年5月18日

Fenix / Gato Barbieri


リリース:1971年
評価:★★★★
コメント:何故かしらその音に日本的な「情」というか、ウェットなものを感じさせるガトー・バルビエリ(ts)の'71年作。

実を言えば、本作はかなり以前に入手していたのですが、ロクに聴かずに部屋の隅に野積みされていました。

最近になって、ファロア・サンダース辺りを好んで聴くようになり、
また、あるCDのライナーで某サックスプレーヤーのスタイルについて「P.サンダースとG.バルビエリを足して割ったような云々」といった表現を目にし、急に思い立って本作を聴き直した次第です。

先の評を真と見るも偽と見るもリスナー次第ですが、わかりやすいメロディーと時にフリーキーなトーンを織り交ぜ、且つ、エモーショナルを感じさせる本作のようなスタイルにはどこか似たような面を感じます。

極上のスパイスのように、全編を通じて使われるコンガやパーカッションがラテンの良質な心地よさを十分に味あわせてくれます。

この良さに気付かなかったとは・・・自責の念に駆られています(^^;

また[3]の軽やかなグルーヴ(エレピの心地よさ)はロニー・リストン・スミスによるものなのですね。

同様に、ロニー.L.スミスのピアノとG.バルビエリのテナーサックスが織り成す極美?メロディーが堪能できる[4]、軽快なスウィングの[5]など、こうしてしっかり聴き直すとどれも心惹かれます。

しばらくはこのフィーリングにはまりそうです(^^;

他にはレニー・ホワイト(ds)、ロン・カーター(b)、ジョー・ベック(g)-[1]のみ-が参加しています。
収録曲
1. Tupac Amaru
2. Carnavalito
3. Falsa Bahiana
4. El Dia Que Me Quieras
5. El Arriero
6. Bahia

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