評価：★★★★
コメント：このチープさの漂うジャケットがなんとも堪らないCold Bloodの'73年作品。
確か、国内盤もあったように思うのですが、どうやら入手できないようですね。
本作はリアルタイムで聴いていた訳ではないのですが、７～８年位前に知人から借りて聴いた際に、そこに収められていた[2]が私のツボを直撃(^^;
ファーストやセカンドを聴いた限りでは、このような曲を演（や）るとは、ちょっと想像できなかったのですが、ものの見事にＡＯＲ顔負けのグルーヴさで纏め上げています（中間で軽快なサンバ調になるのですが、これもGood）。
また、ボズ・スキャッグス作の[6]もオリジナルにほぼ忠実なカバーを披露。
下手にアレンジされるより１００倍は素晴らしい出来ではないでしょうか。
その他、ロビー・ロバートソン作品の[4]、ビル・ウィザース作品の[7]等を取り上げています。
オリジナリティー（自作曲）がないのは必ずしもマイナスでない事は、全体を聴いて頂ければお判りになるのではと思います。
そんなこんなで、（小生にとっては）仮に[2]、[6]の２曲を聴くためだけの目的であっても十分に入手する価値ありという一品になっています。
同郷同種？のタワー・オブ・パワーとはまた違ったファンキーさと、紅一点のリディア・ペンス（vo）のヴォーカル・スタイルが（当たり前ですが）如何にも'70sアメリカン・ロック・ヴォーカリスト然としているが魅力かと(^^;
またクレジットを眺めてみると、ts、bclにベニー・モウピン（ヘッドハンターズでの活躍で有名ですね）やバックボーカルにポインター・シスターズの名前も見られます。
収録曲：
1.Baby I Love You
2.You Are the Sunshine of My Life
3.Feel So Bad
4.Sleeping
5.Live Your Dream
6.I'll Be Long Gone
7.Kissing My Love
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