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2011年5月5日

On the Border / Eagles


リリース:1974年
評価:★★★★
コメント:イーグルスの3作目。

目立たない・地味な感は拭えないとは思いますが、カントリー調ありロック調あり、といった体裁の中にも、ドン・フェルダーの加入も含め、以降の西海岸ロックの頂点への道筋を明らかにしてゆく上でのマイルストン的な位置づけなのかなぁ、と思ったりします。

作品への勢い付けとしては上々の[1]は人気曲[Take It Easy]を彷彿させ、イーグルスの面子とは浅からぬ交流のあったJ.D.サウザーもコンポーズに参加した[2]、トム・ウェイツの作品をいち早く取り上げた[7](T.ウェイツのオリジナルが収録されたデビュー作は'73年のリリース)、ゆったりとして他曲とうまく馴染むように配された本作唯一のランディ・マイズナー作品である[8]もいいですね。

[10]は言うまでもなくシングルとしてもヒットしたナンバーです。

ロック調への傾倒を徐々に色濃くしようとする中で、正統派?カントリー・ロック調の[10]が突き抜けているのもなかなか面白いですね。

確かにファンでもなければ、または「全作品揃えてみたい」と思われる方以外の方が敢えて入手する必要はないかも知れません。

ベスト盤の存在意義を否定するものではありませんが(^^;、流れの中で聴く事で感じる面白さも、不人気作品を聴く事で気付かされる「不人気の要因」みたいな部分も、音楽が好きになればなるほど惹かれる部分なのかも知れません。
収録曲
1.Already Gone
2.You Never Cry Like a Lover
3.Midnight Flyer
4.My Man
5.On the Border
6.James Dean
7.Ol' 55
8.Is It True
9.Good Day in Hell
10.The Best of My Love

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