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2006年8月14日

Yasmina a Black Woman / Archie Shepp


リリース:1969年
評価:★★★★
コメント:ジャズ・ファンの方はご承知だと思いますが、'60sジャズ・シーン(殊に、米国のそれ)に辟易した多くのジャズメンは活躍の場を欧州に求めました。

アーチー・シェップ(ts)が代表格でもあるフリージャズも、米国より寧ろ欧州で大きく開花した事はご承知の通りです。

本作は'60s末('69年)にフランスにて録音された一作です。

レスター・ボウイ(tp)やマラカイ・フェイヴァース(b)といった人たちの顔が見える事には驚かないものの、フィリー.J.ジョーンズやアート・テイラー、更にはハンク・モブレーといったヴェテランのバッパー達がクレジットされている点には興味を覚えます。

特に[1]におけるパワーと感触。

不変とも思える打楽器のリズムが続く中、キラキラとしたウィンドチャイムのような音が流れ、A.シェップのテナーサックスが咆哮する様は誠に私の精神浄化に貢献してくれる楽曲となっています(^^;

ボトムだけでも2ベース、2ドラムという構成に様々な要素が上乗せされ、ずんずんと進んでゆく様に身も心も連れて行かれます。

本作がフリーであれバップであれ、ここで繰り広げられる音はそういった枠(いや、米国というジャズ発生の地?)を飛び越えたところから生まれ出されるものなのかも知れませんね。
収録曲
1.Yasmina, A Black Woman
2.Sonny's Back
3.Body and Soul

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