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2008年8月13日

The Raw & the Cooked / Fine Young Cannibals


リリース:1989年
評価:★★★★
コメント:この何とも「人を喰った」バンド名の2作目である本作がヒット・チャートを賑わせたのが'89年。

[1]、[4]といったシングル・カット曲は共にチャート#1も記録し、結果としてアルバム自体も#1に輝きました。

活動自体は長続きしなかったものの、少なくとも本作はグラミー候補(Album of the Yearだったか…)にノミネートされる等、まさに'80s後期の一瞬ではありましたが絶頂を極めた一作かと思います。

リードvoであるローランド・ギフト。

まさにその名前(ギフト≒天から与えられた贈り物(^^;)に相応しく、その巧みな歌い方は本作全編を通じて聴くと、非常に曲調を大切に、そしてその曲調に非常にマッチする歌い方をしているのが判ります。

アルバム・タイトルは「生ものと調理済み」といった意味になるのでしょうが、生もの(従来的/ちょっとノスタルジックな曲調)と調理済み(ある程度時代に合わせた楽曲)の具合が誠にいい具合に熟れているように思えます。

ほぼセルフプロデュースなのですが、トーキングヘッズ等での活躍で知られるジェリーハリソンやプリンスなどとの活動経験もあるデヴィッドZといった人たちの名前もプロデューサーとしてクレジットされています。
収録曲
1.She Drives Me Crazy
2.Good Thing
3.I'm Not The Man I Used To Be
4.I'm Not Satisfied
5.Tell Me What
6.Don't Look Back
7.It's OK (It's Alright)
8.Don't Let It Get You Down
9.As Hard As It Is
10.Ever Fallen In Love?

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