コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2008年8月23日

Headless Heros of the Appocalipse / Eugene McDaniels


リリース:1971年
評価:★★★★
コメント:常に引き合いに出されるかと思いますが、'74年ロバータ・フラックによって#1ヒットとなった[Feel Like Makin' Love]のコンポーザーとして、その才は知られているユージン・マクダニエル。

その彼をプレーヤー(シンガー)として知る一作が本作。

近年になりサンプリング・ソースとして様々なブレイク・ビート系アーティストに重宝されていると言う事を聞き知り、何となく聴き直してみました。

ブレイク・ビート系そのものにはあまり興味はありませんが(^^;

心象として何が大きく変わったかと言えば、楽曲そのものよりもじっくりと読む事になった歌詞の世界。

かなりヘヴィーではあります。

楽曲(曲調)こそナチュラルでカントリーっぽい[5]等も、その内容はかなりシビア。

アルバム全体を占めるロウ・テンポな楽曲にしても、[6]、[8]における歌詞は、下手な詩集を読むよりも強烈にアピールするものがあります。

同じような時期にジャス/クロスオーバーの世界で名を馳せていたミロスラヴ・ヴィトウス(b)やアルフォンス・モーゾン(ds)といったプレーヤーの参加もそうですが、注目は音楽ディレクタとしてクレジットされているハリー・ウィティカー。

後年('76年だったか)にBlack Renaissance名義で<Body, Mind and Spirit>という素晴らしい作品(スピリチュアル/ブラックジャズ系にご興味のある方は是非!)を出しますが、そんなH.ウィティカーの感覚も活かされているのでしょう。

どのような側面から音楽を聴くかは全くの自由ですが、音だけ(例えば、サンプリングされた結果生まれた曲にしても)では全く見えない世界にも少し目を向ければ非常に興味深い点に気付かされます。
収録曲
1.The Lord Is Back
2.Jagger the Dagger
3.Lovin' Man
4.Headless Heroes
5.Susan Jane
6.Freedom Death Dance
7.Supermarket Blues
8.The Parasite (For Buffy)

0 件のコメント:

コメントを投稿