評価：★★★★
コメント：リアルタイムで本作にも収録されている[1]が大ヒットしていたのが'83年。
本作はベスト盤という体裁ですが、正直、「ベスト盤を組める程アルバムをリリースしてたとは・・・」と驚いています(^^;
当時、[1]が収録された日本盤アナログのジャケットが、日本語の音と同じというだけで「蛸」と引っ掛けられた奇妙な画だった事を思い出します。
プロモーション・ビデオのイメージも(いい方向か悪い方向か)どちらに働いたのかよく判りませんが、あれも強力でした。
ただ、後年になってその[1]が名優/名エンターテーナーであるフレッド・アステアのナンバーを焼き直したものだと知りました。
確かに'30sから'50s辺りのレビューやミュージカルなどにおけるヒットを臆面も無く'80sのエレクトリック・ポップな味付けにしてしまったセンス/発想力の勝利だったとも言えるかと思います。
またこうして多くの楽曲を聴くと、かなり歌の方が達者であることが判ります。
本作のヒット以降、どのように過ごしているのか皆目見当もつきませんが、チャートの浮き沈みを気にする音楽業界ではなく、個人的には舞台等に近いエンターテーナーとしての振る舞いの方が似合うような気がします。
収録曲：
1.Puttin' on the Ritz
2.Cheek to Cheek
3.Beautiful Sailor
4.Where Did Our Love Go
5.After Eight
6.Heartbreak City
7.Chain Reaction
8.Nice Weather
9.Night and Day
10.Mas Que Nada
11.If Swing Goes, I Go Too
12.I'm Sentimental (Je Pense a Toi)
13.Tellin' Everybody
14.La Vie en Rose
15.Running for Love
16.Singin' in the Rain
0 件のコメント:
コメントを投稿