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2002年11月3日
Jim Hall & Pat Metheny / Jim Hall & Pat Metheny
リリース:1999年
評価:★★★
コメント:パット・メセニー名義のアルバムは何作か聴いたことがあるのですが、ジム・ホールについては、いろいろな場面で名前だけしか聞く機会がありませんでした。
そんな訳で、小生個人はP.メセニーの名前に惹かれてこの作品を手にしました。
ライナーで知ったのですが、P.メセニーにしてみれば、この世界へ導いてくれた先達ともいえるのがJホール。
また、J.ホールからは、惜しみない最大級の賛辞をP.メセニーに送っています。
実際には師弟でも何でもないのでしょうが、両者の卓越した技術が火花を散らすのではなく、相乗効果を生むことで、何ともセンシティブな空間を創り出しています。
ライブレコーディングされた本作品では、ホールに響くギターの音色がとても繊細であり、特に、Jホールの紡ぎだす音は両者のフィーリングをこれ以上ない程表現しているように思えました。
また、特筆すべきは「Improvisation」と銘打たれた作品が5作も含まれていることです。
即ち、リスナーに伝えうる十分なクオリティを備える「即興」が5曲も生まれた、ということは、如何に両者の技量が尋常でないかが窺えるのではないでしょうか。
ドラムやピアノといった装飾もなく、ただ二人のギタリストが黙々と音を創り出す、そんな姿が目に浮かんできます。
ロック的、R&B的なジャズ/フュージョンギターも好きですが、クラッシック・ギターにも通じるような繊細で奥行きのあるこのようなギターアルバムも大好きです。
収録曲:
1.Lookin' Up [Studio Recording]
2.All the Things You Are
3.The Birds and the Bees
4.Improvisation, No. 2 [Studio Recording]
5.Falling Grace [Studio Recording]
6.Ballad Z [Studio Recording]
7.Summertime
8.Farmer's Trust
9.Cold Spring
10.Improvisation, No. 2 [Studio Recording]
11.Into the Dream [Studio Recording]
12.Don't Forget [Studio Recording]
13.Improvisation, No. 3 [Studio Recording]
14.Waiting to Dance [Studio Recording]
15.Improvisation, No. 4 [Studio Recording]
16.Improvisation, No. 5 [Studio Recording]
17.All Across the City
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