リリース:1982年
コメント:先に視聴した作品<The Sport Of Kings>(’85年)はひとつの転換期と呼ばれているらしく、となれば、いずれは前後作品も聴いてみたいとなるのが人の人情。
今年の梅雨がまだ明けない頃に、某中古レコ市に出掛けた折に本作を見つけたのを幸いに入手してみました(はい、アナログ盤です。相変わらず「安価入手」を優先しており、このような次第になっております(^^)。
音そのものはバンド全体の色を決める大きな要素ですから、そこが大きく変わっているという感じはありません。
一部楽曲として'80sアメリカンHRな感じのノリのいい(というかポップでキャッチーな)ナンバーもあるのですが、殊に後半(B面)はそれ程のポップさに軸足を置いた感じはせず、HR&プログレッシブな感じが伝わってきます。
小曲(B-1)をイントロ代わりにB-2へ繋ぐといった手法は珍しくもありませんが、このB-2自体がなかなか良くできたナンバーで、マイナーな進行とテンポの変化を織り交ぜて、まぁ、本家のプログレッシブと肩を張り合うものでは無いのですが、ハードロックの一言で置き去りにするのは勿体無いな、と。
エンディング(B-5)はギターだけの小曲なのですが、メロからして完全にアメリカンのそれではない(^^ 彼らの出自はカナダという事ですが、テイスト的には欧州HRのそれが多くブレンドされているような感じです。
因みに、当時のミュージックライフだかBURNだかで、ナイトレンジャーのデビュー作と本作が満点評価を得ていたとかで、そう言えばこの猛禽類の顔みたいなジャケットデザインもオンタイムで見ていたような記憶が(^^
基本、ギター、ベース、ドラムのトリオ編成といった部分が、ひょっとしたら当時の小生には何となく物足りなさみたいなものを想像していたのかも知れません。
収録曲:
A-1. Too Much Thinking
A-2. A World Of Fantasy
A-3. A Minor Prelude
A-4. All The Way
A-5. Battle Cry
B-1. Overture - Processional
B-2. Never Surrender
B-3. When The Lights Go Down
B-4. Writing On The Wall
B-5. Epilogue - Resolution
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