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2011年9月18日

Over the Top / Cozy Powell


リリース:1979年
評価:★★★★
コメント:誤解を恐れずに・・・と前置きしても誤解されるとは思いますが、ドラムソロというのは非常に退屈で、ある意味、愚の骨頂なのではとさえ思います。

いや、ドラム好き、ドラマー好きにはたまらないのかも知れませんが、標準的?なリスナーにしてみれば「音階楽器でもないのに、何を長々と聴かせるのか?」という至極単純な疑問がある訳です。

もとい。ジャズ/フュージョン系のドラマー・ソロ作品はこれまでいくつか聴いてきました。スティーブ・ガッド、ハービー・メイソン、アルフォンス・ムザーン、ビリー・コブハム等。

面白いのは、S.ガッドやB.コブハムの作品は結構ドラムプレーそのものを前に出して(そこを聴かせる)つくりを意識しているように感じられるのに対し、H.メイソンやA.モーゾンはコンダクターと言いますかプロデューサー的なノリ、視点から作品を構成しているように思われる点です。

無論、前者のようなエッセンスが皆無という事はありませんが。

ロック系のドラマーソロ作品は全くと言っていい程リーチした事がありませんが、偶々ここでコージー・パウエル作品にタッチした事に深い理由はないのですが、冒頭のような印象は少なからず受ける事はありませんでした。

コージイー・パウエルがロック界の渡り鳥として様々なグループで叩いていた事は承知しています。

オンタイムでC.パウエルの名前を知ったのはたぶんMSGに居た頃でしょうか。本作('79年作)リリース時はレインボー在籍だったようですが、レインボーそのものの音楽観とは全く違う形態での楽曲で固めている点は、何とも興味深い所です。

殊にラスト[7]でチャイコフスキー作品をバックに壮大に叩く様は圧巻でもあります。

またサポート(ゲスト)も豪華で、ジャック・ブルースを始めゲーリー・ムーアやバーニー・マースデン、ドン・エイリー等が参加しています。別途、後半の楽曲でgを担当しているデイブ・クレムソンのプレーに妙に惹かれました(^^;

コロシアムやピーター・フランプトン去りし後のハンブル・パイでギターを弾いていた人のようですね。
収録曲
1.Theme 1
2.Killer
3.Heidi Goes to Town
4.El Sid
5.Sweet Poison
6.The Loner
7.Over the Top

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