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2011年9月11日
Untold Passion / Neal Schon & Jan Hammer
リリース:1981年
評価:★★★★
コメント:ジャーニーがいよいよ国民的なアリーナ・バンドへと駆け上がってゆく直前、キーマンでもあったニール・ショーン(g)がジャーニーの活動とは別にリリースしたソロ・ファースト作品。
本作品の前後におけるジャーニーでのN.ショーンのプレーと比べれば、圧倒的にそのハードさは本作が勝っています。
とは言え、N.ショーンがジャーニーでのギタープレーにおける欲求不満を解消させるためだけに本作を制作することは考えにくいですよね。
ジャーニーはグループとしての存在価値を創り上げつつある、これはこれとして彼にとって嬉しくないはずはありません。
一方で、根っからのギタープレーヤーである彼の内面を充足させるには、ギター一本で自身の存在価値をどこまで表出できるかを具体化してみたかったのかも知れません。
ギターだけを目立たせるならヤン・ハマー(key、dr)を敢えてパートナーに指名する必要はなかったでしょう。
ましてやテクニック対決をしたかっただけでもないはず。
ヤン・ハマーがジェフ・ベックと演じていた点、J.ベックがロックギタリストとしての立ち位置をロックシーン、音楽シーンに対して再構築させた事、そしてN.ショーンもJ.ベック信者であろう点、といった流れの中で、N.ショーン自らが今の自信のあり方、ギタリストとしてのあり方、といったモノを映し出す上で最上の鏡となるのがJ.ハマーであると考えたのではないでしょうか。
ビジネスとしての結果は今ひとつといったところでしたが、まぁ、N.ショーン目当ての方にはさして大きな問題でもないと思います(^^;
寧ろ、ここでも聴くことができますが、あくまでメリハリを効かせるという範疇で、コッテリと重い低音ではない点と、中間~高音にかけても耳にキィーとこずに抜けのいいカラッとしたところなど、単純にハードロックという音の作り方で一括りに出来ないサウンドも魅力なのです(小生にとっては、です(笑)。
収録曲:
1.Wasting Time
2.I'm Talking to You
3.The Ride
4.I'm Down
5.Arc
6.It's Alright
7.Hooked on Love
8.On the Beach
9.Untold Passion
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