リリース:1972年
コメント:その手の書籍やムック本には必ず登場する本作(^^ 小生もご多聞に漏れず「ならば聴かなきゃ」的動機で随分と昔に入手した記憶はあるものの...
英国ハードロック...にカテゴライズされる事が多いのでしょうか、小生が最初に本作の音を耳にした瞬間に「はぁ?こら違うやろぉ?」との印象を抱き、案の定、あまり本作を再生することはありませんでした。
かと言って、急にWishbone Ashブームが小生の中に到来した訳でもありません。ただ、最近になって(これまで以上に)'70sHR/HM系の音を総覧してみたいなぁとの欲求が出てきたという事実はあります。
そんな中で、通勤帰りに立ち寄った本屋で「メタルの古典100枚」とのタイトルが付けられたムック本を手にとってしまい...後はご想像の通り、良くも悪くも影響され易いようです(^^ ー もちろん、本作もしっかりとリストアップされておりました。
微かに残っていた印象は「何だか暗いなぁ(笑)」という感じだけでしたが、今改めて再生してみると、ハードロックの印象か否かは措くとして、楽曲の雰囲気とか展開などはどちらかと言えばプログレのそれを感じさせるものなのですね。
ギターx2、ベース、ドラムという編成で、HRにおけるツインリードの基礎を作ったみたいな評価もされるようで、合わせて、本作でそのスタイルがほぼ確立したと言われているらしいです(とは言え、ジューダス・プリーストやアイアン・メイデンを想像して本作に手を出すのは間違いですが(笑)
またフロントの三人、マーチン・ターナー(b)、テッド・ターナー(g)、アンディ・パウエル(g)が楽曲によってリードvoを分け合っていることからも、楽曲内でのコーラスが繊細で素敵なのですね。
更に言えば、ハードロック然としていない点と感じた一つは、サウンドのクリーンさ、と言いますか、歪みの少なさ故かも知れません。
先述のJ.プリーストやI.メイデンのサウンドと比すれば、ほぼナチュラルといってもいい程のギターサウンドの歪みです(笑)
それでいて物足りなさが一切ないという不思議さ、それこそがウィッシュボーンアッシュのしかけたマジックなのかも知れませんね。
ともあれ、手元には本作1枚きりしかありませんので、要フォロー?リストに入れておくようにします。
収録曲:
1.Time Was
2.Sometime World
3.Blowin' Free
4.The King Will Come
5.Leaf And Stream
6.Warrior
7.Throw Down The Sword
[Bonus Track]
8.No Easy Road
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