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2017年4月30日

Monsters Of Rock Live At Donington 1980 / Rainbow

リリース:2016年
コメント:1980年5月の来日時のメンツは、アルバム<Down To Earth>のそれであるからして、当然ながらvoはヤーさん(グラハム・ボネット)が勤めていました。

本作は同年8月の英国ドニントンでのライブ音源で、公式なレインボー作品としてはこのメンツでのライブ音源はリリースがなく、ようやく30余年の歳月を経て世に出てきたということになります。加えて上記の事情がある訳ですから...はい、小生としては入手せざるを得ない、という事になります(^^

本作が曰くつきであるという点では、ご承知のようにこのライブを最後に「スティックを抱いた渡り鳥」コージー・パウエル(ds)がレインボーを脱退、それを追いかけるようにヤーさんも脱退してしまい、結局、このメンツでの作品は<Down To Earth>の一作のみという事になってしまいます。

#小生は何よりそれが惜しいなぁと...

ファン筋では「ライブでの出来不出来が大きい」というのが、ヤーさん評の大半を占めるのではないかと思うのですが、少なくとも本作では(曲による出来不出来は多少ありますが)よく声も出ている方じゃないかと思います(それ程ヤーさんのライブ作を聴いている訳ではないですけど)。

Disk 1-7のC.パウエルのドラムソロもダレる所はなく、テンション張った気合十分なソロだと思います。最後のステージを意識してか、ヤーさんが「コージー・パウエル!コージー・パウエル!」を激しく連呼しています。

それに比して、なんとなくですがリッチー御大のギターはもっと爆発してくれてもいいかなぁと思えます。ひょっとしてC.パウエルへのはなむけ、C.パウエルに花を持たせる上での控えめ?態度だったのでしょうかね(そういうパーソナリティには思えませんけど(笑)。

ただ、ライナーに記載がありましたがリッチー御大がいろいろな意味(C.パウエルのドラムが目立ちすぎる、曲をまとめるのが大変etc)でセットリストに加えるのを躊躇することが多いと言われたDisk1-7が演じられている事が、いわゆる「餞(はなむけ)」だったのではないかと。

レインボーとしてのベストライブか否かは判りません(レインボーのライブ盤という事であれば本作と<On Stage>を視聴したのみです)ので、例えばロニー(ジェームス・ディオ)派の方とか、ジョーリン(ターナー)派の方とか、公式非公式入り混じって、歴代ボーカルのそれぞれで、質としては本作よりよいものは多々あるかもしれません。

追伸:小生が入手した作品は2CD + 1 DVDのパッケージでした。廉価に済ませるのであれば、CDのみ盤もあったはずです。ご参考まで。
収録曲
[Disc 1]
1.Intro / Eyes of The World
2.Since You Been Gone
3.Stargazer
4.Catch The Rainbow
5.Lost In Hollywood / Guitar Solo
6.Difficult To Cure / Keyboard Solo
7.Drum Solo, 1812 Overture / Lost in Hollywood (Reprise)
 [Disc 2]
1. Lazy
2.All Night Long
3.Blues
4.Will You Love Me Tomorrow
5.Long Live Rock 'N' Roll

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