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2007年5月1日
Tropea 10 - The Time is Right / John Tropea
リリース:2007年
評価:★★★★
コメント:'70sフュージョン・シーンでの活躍は言うに及ばず、様々なアーティストのサポートにも名を連ねて来た名ギタリスト、ジョン・トロペイ氏。
'75年のソロ1作目を皮切りに本作でめでたく10作目となります。
まるでファンサービスてんこ盛りのような内容は、無論、氏がそれを意識した訳ではなく、本作における氏のコンセプトがファンの期待にバッチリとフィットした結果なのでしょう。
本作に収録されたナンバーにおいては、ジャズ・スタンダードはもとより、氏がこれまでにサポートしたアーティストの有名ナンバーの幾つかは、まさにファン冥利に尽きるの一言。
フュージョンファンには懐かしくも意表を衝いた[1]や、ポップス系からの選曲である[3]といった辺りは、J.トロペイ氏好きには何にもまして嬉しい贈り物になったのではないでしょうか(^^;
また、ここ数作来の恒例となっている歌入り曲(今回はキャロル・キング作の[5]とデルフォニクスのヒット[9]がそれ)では、アン・サリーが抜擢されています。
歌伴の上手さも折り紙つきの氏のギターがよく映えますね。
それらの曲に限った話ではありませんが、何時聴いてもウォームでソフトな氏のギターワークにはホッとさせられます。
そしてやはりと言いいますか、J.トロペイ氏の新旧作品やセッションで深く/長い付き合いであるスティーヴ・ガッド(ds)、アンソニー・ジャクソン(b)、ウィル・リー(b)、ロニー・キューバ(bs)が本作を磐石にサポートしている点も、年季の入った、そして、その分の信頼も得ている氏であるからこそ為し得た結果なのかも知れません。
まだまだこれからも素晴らしい作品を作り出してもらいたいです。
お願いしますよ、トロペイ先生(^^;
収録曲:
1.Morning Dance
2.Mambo Inn
3.50 Ways to Leave Your Lover
4.Giant Steps
5.Will You Love Me Tomorrow
6.Super Strut
7.Pandora's Box
8.The Cropper Way
9.La Means I Love You
10.The Chant
11.Body and Soul
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